Friday, September 29, 2006

朝日新聞(選挙)「制度の穴をふさぐには」の社説に同感

29日の朝日新聞に竹中氏辞職「制度の穴をふさぐには」のタイトルで社説があった。朝日新聞ならずとも選挙権を持つ国民大方の人達が、今の選挙制度の欠陥という感じで何かおかしいと感じているのではないか。拘束名簿方式で落選した人が非拘束名簿方式で当選をするというやり方、単なる人気集めの票稼ぎ(どんな形でも名前が知れた人)で国会議員が決まっていく、このような形で選ばれた議員を含めた党に対しても何とも信頼や信用といった感じが芽生えない。党が公認する人物のハードルを示して欲しい。

比例代表選メンバーに記載する名前を当て馬的に記載しておいたら、なんとまあ当選してしまった。政策もヘチマもあったものではないと感じる。比例選で当選しながら軽々しく党を変わる。だれが考えてもおかしいとしかいいようがない。制度の欠陥そのものだと思う。

このような現状に対して、今日の朝日新聞社説はズバリ単刀直入に明快な形で主張してくれている。
一つは、辞める議員が集めた個人票を政党の獲得票数から差し引いて、議席を配分し直す。もう一つは勝手にやめた場合には、繰り上げ当選を認めず、欠員のままにする。このくらいのことは躊躇せずにやるべきだ。

来年の参議院選に向けてもプロ野球選手の擁立が取り沙汰され、相変わらずのタレント志向が続いているのではないかという。このような体たらくの制度にメスを入れられない与党はさっさと代わるしかない。既得権益を守る・拡大させるのは官僚の専売特許といっているかの自民党そのものがWEB1.0にズッポリ浸かっているとしか思えない。「良識の府」たる制度設計改革に即刻取り組むべきと思う。

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