Sunday, December 31, 2006

Rainbow Bridge ライトアップ



東京湾にかかるRainbow Bridgeが見事にライトアップされていた。お台場側から芝浦側に渡りライトアップされたレインボーブリッジの写真を撮ってみた。今日大晦日から新年にかけて朝6時過ぎまでレインボーカラーでライトアップされるという。

レインボーブリッジを後に東京タワーがどうなっているかを見に行く途中増上寺には結構人混みが出来ていた。東京タワーはあまり変わった感じはしなかったが、これでもふだんより変わっているのかもしれない?

やはり大晦日の夜20時頃になると車の通りも少なくなって日比谷通り-皇居の外堀-パレスホテル前-江戸通り-浅草を通って帰ってきた

Friday, December 29, 2006

トートロジー(tautology)ってなんだ?

・広辞苑によれば、同語反復に同じとか、
・Wikipediaによれば、日常的な意味で「私は私であり、君は君である」のように、等値を示す語によって同じ言葉を繰り返すことである。
・他に「同義循環」とか「定義の中に定義されるべきもの自身が現れてしまっていること」との解釈があ。

この言葉で思い出すのは、イラクに自衛隊を派遣して国会質問を受けて答弁に立った小泉総理が、誰もが変だなと思っているやり取りがあった。

自衛隊をイラクに派遣するため特措法が作られ、活動の柱は人道復興支援活動と安全確保支援活動で、活動は非戦闘地域に限定されている。派遣された陸上部隊は創設以来、初めて戦闘地域ではない?のかと論議のあるような地区の支援活動を実施した。こういった中で、結構どこもかしこも攻撃を受けても不思議ではない状況の中でのやり取りであったと思う。

日本の自衛隊は、非戦闘地域にしか派遣しない。戦闘地域と非戦闘地域の定義が曖昧である中で質問で食い下がるが、このトートロジーのロジックであっけなく終わってしまった気がした。

じゃあ非戦闘地域とは何処かと聞けば、自衛隊が派遣されるところだと答弁。自衛隊はどこに行くのかというと非戦闘地域だという。正に同義循環で丸め込まれた感じがしていた。

Monday, December 25, 2006

留守宅は傷む?

留守宅にしている住宅は傷みの進み方が早いというが、やはり住んでいない家は結構あちこち劣化が進んでしまう。これは空気の出入りがなく湿気が籠もり、この影響でカビ、錆、材料の膨れが発生するのだろうか? 給湯ボイラー設備やポンプ等にもいえるようだ。

新年を迎えるのに自分の家だけが掃除もされていなく、ほったらかしでは近所迷惑にもなると思い、いわきの家の掃除に行ってきた。貸している時は、そんなことせずに済んでいたが、空き家となった今年は、自分で手入れをしないといけない。

特に大きな柿の木、アンズの木、キウイフルーツの蔓などがあるため、落ち葉があちこちに吹き溜まりを作ってしまっているのと雑草が生えてしまうのが見にくい。

また、ボイラーから水道接続部分の水漏れや、井戸水汲み上げポンプの赤サビ、リビング-台所の間仕切りパーティション(合板)のつり部分のねじ釘のすっぽ抜け等結構色々劣化が進んでいるのが目立つ。

今後は、結構遠隔操作が可能な設備ができるというので特に湿気の防止に換気扇などをリモートコントロールできると嬉しいと思うが、改修費用との相談になりそうだが、他人に貸す時は、リモートコントロールの場合は、監視されているような気になってしまうのか?

交通事情は、東京側は高速道路入口まで5分以内、いわき側も6~7分程度で家に着く。あとは高速道路だけのため、渋滞がないとdoor to door 約200kmの距離を2時間ちょい程度で行き来できる。こういう時の高速道路は、高速道路らしいと思う。帰りは、やはり9月にふれたいわき湯本の「さはこの湯」でゆっくり汗を流して帰ってきた。しめて、220円也。これは得した気分になる。単純な発想か!

Sunday, December 24, 2006

用材性ってなに?

ドイツのハイデッガーが「実在と時間」の中で用いている概念で、世界の内部構造を大工道具のハンマーの機能から説明しているという。その在り様においてまさに道具がそれ自身から自己を露呈するときの、その存在様式を私達は、用材性と呼ぶ。ハイデツガーによれば、ハンマーには「用材性」がある故に、使用されうる。道具の「用材性」とは、その道具が他の道具と相互関係にあり、そのような相互関連のもとで初めてその機能を発揮できる、ということであるという。

私には、なかなか難しくてその本質が全くと言っていいほど理解できていない。

もっとわかりやすく言うと次のような使い方をしている本があった。
例えば、普段は郵便ポストなど気にしない人でも、手紙を出さなければならない時になると、ポストが何処にあるか考える。これを「用材性」というそうだが、人間は自分の手段や目的に合わせて物事を把握しようとするという事のようだ。(インテリジェンス 武器なき戦争 幻冬舎新書より)

アメリカ合衆国が、イラク攻撃に入る口実としてサダム・フセインとアルカイダ(ビンラディン)が関係をもっているらしいということ、大量破壊兵器がイラクにある筈だといったこと、その情報がアメリカにとって好都合の情報であるから正に上述の目的に合わせた物事の把握となってしまったのか?

同じようなことが事の大小を問わず我々の身近な中でも往々にして起きている、敢えて起こしている人が如何に多いことか。余りにも他人を疑うというより自分の理解や検証で納得できた事にたいして表現したり行動することにしていきたいと思う。

Saturday, December 23, 2006

招待クリスマス会



今日息子夫婦と1才になった孫の所へ両家の両親が招待され昼から夕方までご馳走になってきた。食前酒シャンパン、ワイン、前菜、おつまみ、鶏ももロースト、手巻き寿司、デザートのケーキどれも美味しく頂いてご満悦。手巻き寿司のネタは時間指定で取り寄せたモノだとかとても美味しかった。
食事の始まり時には、孫はまだ昼寝をしていたが、シャンパンの栓抜きの音やまわりの音で飲み始めてまもなく起きてきた。普段より賑やかな人達がいるので最初はきょとんとしていたが、だんだん本領発揮。

12ヶ月半ちょっとで歩き出したこともあったが、それから10日も過ぎると結構よちよちだがしっかり歩くようになっていた。子供の成長の早さに驚きながら、動作や表情をいつまで見ていても飽きがこない程表情が豊かで面白い。食べ物は自分の手で掴んで食べるようになって食べさせる方が大変だ。

クリスマスプレゼントに貰ったおもちゃの音楽に合わせて体を揺すったり、手をたたいたり音楽を聴くと結構楽しそうだし興味がある様子だ。前から持っている絵本をすでに両親の所、嫁さんの父親の所に持っていって読んでくれとせがむ。1才過ぎるとこんなことをやったのかもう既に忘れてしまったが、子供の成長には驚かされる。

帰りは6~7分の所にLaLaポートがあるため立ち寄り、少しあちこちを散歩したが、クリスマスのためか人手が多かった。石川島播磨側ドックでは花火があがってちょうど良い時間帯に当たったようだ。
写真は、石川島播磨重工業の本社ビルの雪だるまイルミネーション。

Tuesday, December 19, 2006

伊豆の田舎

今年の年末年始は田舎に行けないかもしれないので、せめて一人暮らしの父の手伝いくらいはと思い家の中の片づけや掃除くらいしようと思い12/17,18で行って来た。

出発は17(日)の朝3時過ぎと早く出かけたせいか、首都高堤通から高速に乗り東名沼津で下り、土肥、堂ヶ島経由で南伊豆まで3時間程度で着いた。こんなに速かったのは初めてだった。帰りは、夕方南伊豆を出発し、下田、伊東、熱海、小田原と東伊豆半島側と西湘バイパス、第三京浜を通って帰ってきたため5時間弱であった。

高速をずっと使うか、基本は一般道と多少の有料道路を通るかで2時間位の差があるが、特に伊豆へ行く時の車の場合は、あまり時間は当てにならない。以前は、もう少し道路が整備されて短時間で自分の田舎と東京の行き来が出来るといいなと思っていたが、今になってみると地方は高速道路の開通によって余り便利にならない方が良いと思うようになった。

それは、祝祭日や夏など余りにも車・車で混雑して地元の人達にとっては、善し悪しの面がある。ホテル・旅館・民宿、観光関連の人達は潤う面があるが、これら都会から来る人達の影響が必ずしも地元の人達にとって歓迎する面ばかりではない。自然の良さがかなり失われてしまうし、どこも都会化やモラル、礼儀の低下が起きてしまう事が多い。

しかし、そんな中でも自分の生まれ育った所は心が落ち着き安心感がでる。都会の雑踏から離れるとしばし生き返る感じがする。何故だろう?不思議だ。

Friday, December 15, 2006

猿が道具を使う?その先は?

少し前TVを見ていたら、場所はどこか分からなかったが野生の猿が少し大きな石を両手で持ち上げ、食べ物の固い殻を割って食べているところを見た。そこの猿は一匹だけはなく他の猿も同じような道具を使うという。

同じように道具ではないが、宮崎県の幸島という所の猿は、サツマイモを海水で洗って食べるという。この習慣は50年くらい前にメス猿が始めたのが始まりだという。そのうち仲間の猿たちも真似をするようにイモを洗って食べるという。(日経新聞 京大教授 山極寿一)

誰もが見ている長野県地獄谷の猿は、温泉に浸かる。これは小猿が始めたものを他の猿が真似をして温泉で体を温めるようになったと聞いた。頭の固い大人ではなく柔軟で怖さを知らない挑戦者である所が味噌である。(カラスが道路に餌を落として車にひいて貰うなども見たことがある)

しかし、他人の行動をそっくり真似られるのは、人間だけだという。猿などは、部分的には真似られるが、後は試行錯誤で真似られるようになるという。何故人間はすぐ真似られるのかというと、すぐ他の人に同化してしまいその行為を繰り返すことが出来るからだという。特に自分が尊敬する人や憧憬をもつ人の動作は無意識のうちに身についてしまようだ。ここが人間と他の動物との違いのようだが、所がどっこい昨今の子供は他人を真似ることが不得手だという。(日経新聞 京大教授 山極寿一)

他人の行動をうわべだけ真似ることに嫌悪感を持ち、猿のように卑しいと思う深謀遠慮な考えに基づいているとはとても思えない。猿まねさえ出来なくなってきているのか?猿にも追い越される時代がやってきてしまうかもしれないと思うとぞっとする。

小学生が先生に暴力を振るう、先生の言うことを全く聞かない、集団で先生をボイコットする、じっとしていられない生徒や我慢できない、すぐカットなるなどの子供が増えている。学校は既に学校ではなくなっている所が相当数あるという。いじめの問題で先生がやり玉に挙がっている部分も確かにあるかもしれないが、全体バランスを見てマスコミも報道して貰いたいと思う。極端すぎる。生物は、DNAの違いから言うと殆ど変わらないというから、逆転劇も億年単位ではなく起こってしまう?とは心配のし過ぎか。

Thursday, December 14, 2006

企業体質は何故変わらないか

茹でガエルとか、大きな水槽に入れたカマスに例える人がいる。企業がじり貧になっていくことが目に見えているにもかかわらず、殆どいつになっても変わる気配を感じない。誰が責任を持って会社を経営しているのか目に見えない濁った薄暗い世界があるように感じる。

釣った鯛に喩えて「じっとしていてもすぐには何も変わらない。しかし、間違いなく腐る。それは、時間の経過が状況を変えてしまうから。いまは美味しいけれど、それは今の時点であって、今は既に過去になっている」・・・これは以前読んだ羽生善治と今北純一の対談形式の本「定石からビジョンへ」のどこかに書いてあった気がする。

企業によって経営者、管理者、組織力の差が余りにもありすぎる。経営者は経営者らしく、管理者は管理者らしく何故責任を持った仕事ができないのだろう?悪かった過去ばかり振り返るが、悪いと思う現状を修正しようとしない。なかなか難しいものだ。企業トップの大事さがよく分かる。そう言っている私は、何の権限も持たせて貰っていないが、でも何かを変える行動と姿勢だけは失いたくない。自ら挑戦する目標つまりミッションを常に掲げる事を忘れてはいけないと思う。

Monday, December 11, 2006

S.C御成門水泳練習会・忘年会



9:30~11:30定例のスイミング・クラブ御成門の練習会(港区御成門中学プール)。
最近男性陣の出席が多くなってきた。良いことだ。

各人ウォーミングアップ後に何をやるか相談し以下のメニューとしてやることとなった。

100m自由形×5本 2分半サークル
2分休憩
100m自由形×5本 2分半サークル

バッタ25m(足のみ)・帰り25m(コンビネーション)
バッタ50m(コンビネーション)

バック25m(足のみ)・帰り25m(コンビネーション)
バック50m(コンビネーション)

平25m(足のみ)・帰り25m(コンビネーション)
平50m(コンビネーション)

最後にお決まりコースの男女全員で2組に分かれ50mを2泳法での競争で締めくくった。
最初の100m×5本のサークルでのは、100mを1分35~40秒で、次の100m×5本は1分32~33秒で泳いだため、結構な運動レベルとなった。

夕方4時半から信濃町で忘年会だった。今回はメンバー関係の会社の厚生施設が取れてコースのフランス料理だった。食事後は夜景を見るため東京プリンスホテル・パークタワー33階スカイラウンジからクリスマスイルミネーションに飾られた都内を一望しながら二次会で軽く飲み、良い忘年会で特に女性は気に入っていたようだ。

Saturday, December 09, 2006

テレコムワールドでユヌス総裁挨拶

テレコムワールド香港開催(12/4~8)は、ITU本部のあるジュネーブ以外で30余年の歴史で今回が初めてだという。このような分野でもう少し日本が前面に出てもいいような気がするが、何故中国なのか?

市場規模で誘致できるというだけでは余りに芸がなさ過ぎる気がするが。もっと日本もこのような世界に発信する機会を積極的に設けるべきではないか?
事務総長?(Secretary-genaral)に日本人のUtsumi Yoshioさんという方がいるんですね。国際的に活躍している日本人がいるのは頼もしいと思いますが、海外開催が中国とはという気がしますね。

Yunus' remarks
グラミン銀行のムハマド・ユヌス総裁はICTが貧困を救うためには最適なポジションにある。特に女性の継続的な収入を確保するためには貧困に置かれた女性が収入源を得ることが何より大切だと訴えている。そのために、3000の少額無担保融資(micro-credit)銀行で1億の人達に貸し出しを広げるために、世界の国々のICTへの参加者、参加団体が協力することが必要と説いている。発想が素晴らしいし、実行するところが見事という他はない。このような人々をサポートすべきと思う。ノーベル平和賞もこのような人へ贈られるならその価値を誰しも認めざるを得ない。

Wednesday, December 06, 2006

世界の富裕層1%が世界の富の40%を所有

国連レポート(The Guardianより)
James Randerson, science correspondent Wednesday December 6, 2006
世界の10%の富裕層が世界の富の85%を所有している。
世界の大人の人口の50%は富の1%しか所有してない。
ヨーロッパ、アメリカ合衆国といくつかのアジア太平洋の国民は突出した富を保有している。
アメリカに住む1/3と日本は世界のトータルの27%、英国6%、フランス5%の富を所有している。
世界の家庭財産の合計は125兆ドル。

家庭保有財産の順位(預貯金、負債、土地、建物、有形財産)(2000年データ)
1位   日本 $181,000
2位   米国 $144,000
3位   英国 $127,000

・・・
     インドネシア$1,400
下位近辺 インド   $1,100
最下位  多くのアフリカの国々
     北朝鮮

上記の値は、2000年現在の不動産や預貯金、負債を合計したもののようですが、日本人の一人として全くそのような感じになれない。何故なのだろうか?
それは余りにも世の中の心のすさみが進んでいるとか、物価が高い(生活費が余りにも高い)とか余裕のなさが影響しているのだろうか?

やはり心の余裕とか家族団らん、隣人・友人とのつきあい、地域との繋がりなど幸福感や満足感の無さ、文化や伝統に対する誇りを感じないなどあらゆる生活スタイルに於いて影響しているような気がする。これらが満たされて初めて富という数字の実感が湧いてくるのか?

Monday, December 04, 2006

携帯電話・インターネットも世界に遅れてる?

インターネット報告書 @ 国際電気通信連合(ITU*)が3日に発表されたという。(朝日新聞より)
先進国では、携帯情報端末、インターネットと共に急速な高速大容量化の時期に移行。

全般的に普及は急ピッチで携帯電話利用者が10億人を超えるのに21年間かかったが、その後20億人を超えるまでに3年間しかかからなかったという。
情報通信産業の市場規模は350兆円超(3兆ドル超)だと。

(1)携帯電話の世界の利用者数は20億人超。
これらの中で、携帯電話最大利用者数は、
中国 約3.9億人で世界一だが普及率(人口100人当たりの契約者数)は30で世界一のルクセンブルクの155と大きな開きがある。
日本は、普及率74に過ぎず55位と低い。

(2)インターネット利用者数は9億6500万人(約10億人に迫る)
利用者数内訳は、
米国:1億8500万人
中国:1億1000万人
日本:6400万人
インド:6000万人の順だ。
普及率はアイスランドが88で1位、日本は50で22位。
これまた日本の普及率は意外にも低いレベルだ。

ブロードバンドの普及率も27のアイスランドが1位、2位は韓国、日本は18で14位。
ブロードバンドに対応する携帯端末の普及率では韓国26に続き、日本14で3位。
ブロードバンドの料金は、100kbps当たり0.07$(約8円)に日本が一番安い。

こう見てくると我々日本人は、日本は全般的に最上位の位置にいるのかなという思いを持っていたが、井の中の蛙でした。

*Intenational Telecommunication Union
http://www.itu.int/osg/spu/publications/digitalife/docs/digital-life-web.pdf
但し、上記PDFにはstatistical annexは添付されていない。

スケートGPシリーズNHK杯男女共日本が独占

2006年度のNHK杯フィギュアスケートで女子、男子共に日本が1~3位を独占してしまった。

女子
 優勝:浅田真央
 2位:村主史枝
 3位:中野友加里

男子
 優勝:高橋大輔
 2位:織田信成
 3位:小塚崇彦

世界のフィギュアスケート界で日本の女子の実力は相当高いところにきているようだ。浅田真央の滑りは、ミスがなく本当に綺麗で満足の滑りだったと思う。今後12月14~17日ロシア・サンクト・ペテルブルグで開催されるグランプリファイナルに出場の浅田真央、村主史枝、安藤美姫には是非頑張って貰いたい。

GPシリーズはアメリカ・カナダ・中国・フランス・ロシア・日本の世界6カ国を転戦し、そのうちの2戦に出場するグランプリシリーズと、その合計ポイントの上位6名が出場権を獲得できる『グランプリファイナル』(世界最高峰の舞台の美の世界一決定戦)で構成されているという。

特に日本の女子スケートグランプリファイナルは楽しみだ。

Sunday, December 03, 2006

日本の社会政策費は最低水準か?

(12月3日朝日新聞より)
公務員数や国内総生産(GDP)に対する一般会計予算規模で日本は主要国の中で「小さな政府」の部類に入っているという。

しかし、非効率的で膨らんだ「大きな政府」との指摘も少なくない。
理由は、巨額の財政赤字(結果としてH18年度末日本の国及び地方の長期債務残高総額775兆円になるという)や今後高齢化で社会保障費の増加が避けられない事に加え、地方自体や歳出規模200兆円の31特別会計から公社・公団や公益法人に巨額資金が流れているためという。

独自財源を持つ公共事業関連の特別会計はその典型で、対GDP比の公共事業関連支出(地方含む)は、
 日本  3.7%(2004年度)で日本は突出している。
 英・独 1%台
 米国  2.6%

社会政策費(子育て・医療・雇用等)の支出はGDP比
 日本  19%で低水準
 英独仏 21~29%
 米国  17%

政府の定員、予算、権限を減らす取り組みとして歴代内閣が取り組んだこと。
1960年後半 佐藤内閣
 1省庁1局削減
 国家公務員の定員上限枠設定
1970~80
 行政規模の抑制
 一般会計歳出上限設定

 鈴木・中曽根内閣
 増税無き財政再建

1990年代 細川内閣
 規制の緩和・撤廃
 地方分権

2001 小泉内閣
 道路公団、郵政民営化

 政府の「大小」ばかりが焦点となって目指す役割を深く議論しないため、財政再建が主眼となり、各種制度の抜本改革に至らぬ歳出の一律削減で終わったり、好況による税収増加時には取り組みがゆるんだりと形整えに終始。

2006 安倍内閣
 簡素で効率的な政府として「国民負担の最小化」を目標に歳出削減を徹底することを掲げる。

歴代内閣が色々掲げてやってきているが、いづれも社会の安定に今最も重要な役割は何かという議論が進んでいないという。

安倍総理は、道路特定財源の一般財源化を実施するというが、財政再建が本当にできるのか消費税の議論を含めて社会政策費等どのようにするのかしっかり議論を見える形で早急にすべきと思う。参議院選挙前だといって与党が税の議論を先延ばしするなど古い体質の自民党は全く変わっていない。自民党が与党でいること、その中で聞こえの良い目眩まし政治をのらりくらりとやり責任を曖昧とする手段・手法が見え隠れする。国民の生命財産を誠心誠意守ろうなんて本気で考えていないといわざるを得ない。