Sunday, July 13, 2008

CAS(Cell Alive System)冷凍技術

7/13(日)テレビ朝日で「夢の冷蔵庫」CAS冷凍についての放映があった。3年前に捕れた金目鯛を道場六三郎が、冷凍チーズと冷凍ワインを田崎真也が料理したり、テイスティングしていたが冷凍食品であることが全く分からなかった。
今年1月15日に「ガイアの夜明け」でCAS冷凍について放映されていた時、まだ市場に出回るのは先のことかと思っていたが、今では結構利用されているようだ。

CAS(Cell Alive System)冷凍とは、千葉県我孫子市にあるアビー研究室が開発した技術だという。
冷蔵庫内の磁場で水分子を振動させ、氷点下前後でも凍らない「過冷却状態」とし一気に冷凍する方法だという。

今日の番組では、サクサクに揚げられたトンカツとパリパリの餃子でCAS冷凍されたものを解凍して食べてみるとそっくりそのまま揚げたての食感と旨味が残っているという。

これの利用価値は相当にありそうだ。これらの技術は、発想の転換や飽くなき追求の賜で革新的保存技術だという。
消費期限問題の解決にも俄然解決の道が出来ているのでは?まさかこのような技術を使ったものの消費期限表示が出来ない現状があるのか?つい疑ってしまいたくなる役所の壁があるのか?

Monday, May 19, 2008

地震の大きさ


中国の四川大地震が日本時間2008/5/12(月) 15:28に発生した。最初のニュースでは死者の数が10人程度の地震発生報道だったため大した地震ではないのかという感じを受けた。しかし、マグニチュード7.8という大きさの地震で震源が10kmと比較的浅いのに被害があまり報道されなかったため何か変だという感じを受けていた。しかし、その後次第に状況が分かるに従いすごい地震が発生しいることが分かってきた。

5/19(月)朝日新聞に新華社通信によると中国地震局は地震の規模を当初発表したM7.8からM8.0に上方修正したという記事があった。
マグニチュードの数字からだけだと素人にはその大きさがわかりにくいが、マグニチュードの数値が「1」違うと、その地震のエネルギーの規模が約30倍異なるというからその差の数値の持つ意味が大きいことが分かる。これは日本人の記憶に生々しく残っている阪神淡路大震災のM6.9と比較するとM1.1の差でエネルギーの大きさは44倍くらいの大きさに相当する。

地震規模としては四川大地震は世界最大級の地震となったという。そこに耐震性のない建物の崩壊で被害が拡大したという。地震を起こしたのは、竜門山(ロンメンシャン)活断層の一部でヒマラヤを作ったプレートの移動でインド・オーストラリアプレートが西から押し、ユーラシアプレートは広大な大陸が拡がりなかなか進めないため、力が南に向かって回り込む形で集中している所で地震が発生したのではないかという。専門家の話だと竜門山断層帯は活動が低いけれど少しずつエネルギーが蓄積していたと考えられるという。

地震発生の場所やプレートの活動などの特徴からするとそもそも大変な場所であることが分かる。日本周辺に比べひずみがたまる速度は小さいが、国土が広く活断層も多いというが、これらは日本ほど地震発生が多くないところが油断に繋がり、地震への準備をおろそかにしてしまっていたのか?

先日5/12地震調査研究推進本部地震調査委員会は、全国を概観した地震動予測地図を発表した。東海地震や南海地震など伊豆半島から四国の太平洋側はいつ大地震が起きても不思議ではない時期に来ていているという。今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率の分布図として色分けされている。
5/14の中央防災会議では、地域被害想定として近畿圏と中部圏の損害額、死者数を次のように想定している。

場所   損害額  予想地震 死者数
近畿圏  74兆円  M7.6   42,000人
中部圏  33兆円  M7.6   11,000人

(首都圏  112兆円  M7.3   11,000人)

このような状況を見るとやはり不慮の事態に備えることが必要であると感じるが、なかなか目の前のことに対処することで精一杯という現実から逃れられない不甲斐なさを感じる。

Saturday, May 03, 2008

我が南千住も春満開



どこもかしこもゴールデンウィーク頃になると春満開といった光景をもたらしてくれる。我が南千住も例外でなくサツキやハナミヅキなどが咲き誇って1年のうちで最も美しい季節となっている。桜も確かに綺麗であるがサツキも負けず劣らずといった感がある。

南千住のJR常磐線、地下鉄日比谷線、つくばエクスプレス駅の東側は、高層住宅や分譲マンションなどで結構賑やかになっていて町並みは比較的整然とした区画となっている。そんな中道路の脇や花壇は色々な木々や花々が植えられてよく手入れされているためかホントに春爛漫といった感じがする。

そういう意味ではもう少し花や木々の手入れに貢献しないといけないと思ってる住人であるが、なかなか思うようにはいかなくふがいなさを感じる所もある。
いずれにしてもどんな花でも花は人間にとってビタミン剤であるようだ。

Thursday, May 01, 2008

暫定税率再可決に説得力があるか?

5/1朝日新聞一面に「民意映さぬ政治脱却を」の記事(編集委員 星浩)があり、分かり易い論調であった。この記事によると政府・与党の言い分を纏めると
(1)再可決は憲法が認めている
(2)復活しないと地方自治体が困る
(3)民主が参院で審議を引き延ばした・・・
再議決しても与党議員に元気がないという。これは何故なのか?
政治には大切な「正統性」つまり「道筋が通ったこと」、「まっとうなこと」がないからだという。

今の自民党は小泉政権時代(2005/9)郵政民営化の是非だけが争点で仕掛けた選挙で当選した結果なのに総裁が安倍、福田と代わって民意の反映がされていない。このような中まっとうな政治を取り戻すため解散して民意を反映した議会にすべきだという。

上記記事は至極まっとうな内容と誰しもが感じる。今後5/12近辺で道路整備財源特例法改正案を10年間維持する法案を再可決するというが、福田首相は来年度から一般財源化すると言い切っている。何か変だと思うのが当然。こんなにややこしくなっているのは誰のためなのか?疑問が拭えない。

これは民主党も一般財源化を主張しているが税徴収の正当性の説明が全く出来ない。税の抜本改革で筋が通った納得できる税制度に是非して欲しい。取りやすい所や屁理屈で取り敢えず今年度はなどという国民の目を騙そうとする便法を何度も聞かされている国民は呆れるばかりで、開いた口が塞がらない。

この際、竹村健一がいっているような「いい国とは国民のために政府が稼ぐ国」というように日本の財産の運用に知恵を絞ってはどうかと思うこの頃である。1,500兆円も財産があるというではないか。

Wednesday, April 30, 2008

春満開の芝桜



4/26に西武秩父にある羊山公園に芝桜を見に行ってきた。
池袋からの特急は満席表示が出されていた。殆ど西武線に乗ることがなかったため通常を良く知らないが、特急が満席表示となっているのに対して、こんなに芝桜の見物客がいるのかなという感じで横瀬駅に11時少し前に降り立った。相当大勢の観光客が降り立っているのに驚いたが、我々は芝桜を見に行く前にホテル美やまに行き、温泉にゆっくり浸かった後昼食をしてから羊山公園に向かった。

入浴はゆったりで貸し切り状態であった。入浴後の昼食のおっきり御膳は美味しくホテル従業員の接客サービスも感じが良く満足であった。
羊山公園に辿り着くとかなりの観光客が繰り出していた。これだけの芝桜が一面に咲き誇っているとかなり圧巻だ。ここの芝桜は8種類が植えられていているそうだ。このような景色ををみると北海道の美瑛などを思い出す。

テレビやラジオニュースでも話題になっていただけにやはり人は多かったが、でも土曜日は連休の始まりと少し寒かったせいかまだまだ驚くほどの賑わいとなっていなかったのが幸いしゆっくり見ることが出来た。途中小雨が降り始めたがすぐ降り止んだ。

Tuesday, April 22, 2008

新聞社の社説は論理の結晶か?

4/22朝日新聞「政態・拝見」に「新聞社の社説は、各分野の専門家である論説委員が長時間かけての議論を経て執筆する。いわば「論理の結晶」のようなものだ。」との記事があった。

これを読んでいて普段から疑問に思っていたことだが、新聞はどういうスタンスで社説を書いているのだろうという思いを最近特に感じていた。
特に道路特定財源・暫定税率、日銀総裁・副総裁の天下りポスト等に関しての主要新聞の記事を読んで感じていた。

これらの記事についていえば、真っ平な土地にこれから色々な仕組みがある建物を作っていくのなら「論理の結晶」ということに同意する面もあるが、今の自民党政権と霞ヶ関の官僚機構が馴れ合いで作り上げたブラックホールみたいな仕組みが更地や白いキャンバスに絵を描く時にも正しいといえるものだろうか?

ここはやはり官僚機構と自民党の利権構造を断ち切るためにも、物言わぬ民からいい加減に取る暫定税を本来の考え方・見方に戻って廃止して、その後の議論の中でやることが多少の混乱があったとしても取るべき姿であると考える。日銀の総裁の椅子・副総裁の椅子についてもしかるべきと思える。

世論調査に現れる民意は身近で短期的な問題に関心が高いというが、テレビのワイドショーでいわれるような内容が本来民意であると本当に思う国民がどの程度いるのか不思議な気がしている。

インタビューはピンポイントで聞かれたことに対して答えているが、それがその人の考え方や受け取り方の本質的なものかはあまり表現できていない気がしている。普段から色々思ったり、考えたりしていることのワン・オブ・ゼムにしかない気がしている。

いずれにしても道路特定財源の暫定税率は、再可決などすべき代物ではなく税制の全体像議論の中からしっかり議論をして欲しいと考える。

今年の夏北極海の氷がなくなる?

地球温暖化と北極の海氷の様子について4/16朝日新聞の記事に「北極点の海氷が今年の夏、ついになくなるかもしれない」と研究者の間で話題になっているという記事があった。また、海洋開発研究機構のweb上にも載っている。
昨年北極の氷が観測史上最小になったのがその議論に拍車をかけているという。
1996年海氷面積:約800万km2
2005年海氷面積:約532万km2
2007年海氷面積:約426万km2
となり10年で海氷面積が半分となったという。(海洋研究開発機構地球環境観測センターが衛星データ解析)

ここからがあまり知られていなかった現象で、これだけ氷が解けると氷の動きが加速度的に速くなるそうだ。その動きとは、100年前ノルウェーの冒険家ナンセンが船で北極海に入ったが氷に閉じこめられた船がシベリアからグリーンランド海に抜けるのに3年掛かったという。同じルートを2007年フランスの船が挑戦したらほぼ1年で北極海を抜けたという。
この氷の流れはアラスカの高気圧やシベリアの低気圧が海氷の流れを加速させるらしい。このように同じような状況に今年もなると更に相当な勢いで海氷は流されるという。

海洋研究開発機構(JAMSTEC)が2002年~2004年、海洋地球研究船「みらい」などで北極海を調査した結果、冬季に沿岸までびっしりとうまっていた海氷が、温暖化などで沿岸までうまらなくなっているととらえている。

北極海で動く余裕ができ自由になった海氷が動く→海流が強くなり、あたたかい水が運ばれる→海の温暖化がさらに進み、夏季の海氷が減り、夏季も温暖化する→冬季の海氷が小さくなる
こうした現象がくりかえされていることがわかったという。
気候温暖化の影響の受け易さという面から南極と北極の氷の違いは、南極は陸の上に約2,000m位の氷が覆い被さっているが、北極は海の上に約20mくらいの氷が浮いている。このため温暖化の影響をもろに受けやすいという。

地球の極点では気候の変化を受けやすいというが、極点だけでなく昨日のNHKテレビでも千葉県の東京湾側と神奈川県沖の生息魚などに変化が出ている事にスポットが当てられていたが、じわじわとあちこちに自然界の異変が起きはじめている。

Thursday, April 03, 2008

地球の水が危ないという その2

食料生産に使った水は、バーチャル・ウォーター(仮想水)と呼ばれる。読売新聞と東大沖大幹教授の研究グループとの共同調査では、食事メニュー毎に必要な仮想水の量(1人分)を計算すると、牛丼(並)1887㍑、ハンバーグ1859㍑、スパゲティーミートソース1397㍑、ご飯(1杯)238㍑、オレンジジュース168㍑だという。日本が1年に輸入する畜産物、農産物の仮想水量は533億トン(2004年)で、これは日本国内の農業に使われる総水量に匹敵するという。

世界は今ペットボトル水ブームでどこの国でも安心して水を飲むためには買って飲まなくてはならない感覚になりつつある。特に中国では、水源の水が汚染したり・腐臭を放って水道・井戸水が信用できないという。中国が2005年に消費したボトル水は、日本の7倍の1286万㌔㍑で1992年の2.8倍にふくれあがっていて、アメリカ、メキシコに次いで3位だという。また、アフリカのサハラ以南47カ国で暮らす7億人余りの人達は水道や浄化槽のある井戸など、衛生的な水源を利用できるのは55%に過ぎないという。

気候変動は、水循環をがらりと変えこれに拍車をかけるといわれる。ヒマラヤやネパールでは氷河が溶け出し一時的に川の流量が増えているというが、しかし、氷河という貯金を使い果たした後は、一転して深刻な水不足になると見る。世界の水危機は食料生産に不可欠なことから、60%余りを食料輸入に頼っている日本に跳ね返ってくる。

いずれにしても地球という唯一貴重な星の自然の営みをないがしろにするとそのしっぺ返しは計り知れないものがある。普段の生活のなかで一人一人が出来ることを率先して一人一人がやるしかない時期が既に来てしまっている。

Tuesday, April 01, 2008

地球の水が危ないという その1

今世紀最大の問題の一つが水問題だという。
読売新聞の連載記事(2008.01.21~)「水危機」を読んだ。また、出版本「地球の水が危ない」、「ウォータビジネス」いずれも岩波新書を読んでみた。近い将来水の争奪戦が間違いなく始まるというが人類の知恵が働くのかどうか?

地球にある水の総量は13.9億km3だという。
地球の水の総量を牛乳パック1本の1㍑(1000㍉㍑(ml))に例えると、1000mlは海水975ml(97.5%)と淡水25ml(2.5%)に分けられる。淡水25mlは氷と水に分けられ氷(南極・北極等の氷)の割合は70%で17.5ml(1.75%)、水(地下水、川、湖、沼などの水)の割合は30%で7.5ml(0.75%)でしかない。これらのうち殆どが地下水で比較的我々が利用できる河川水等として存在する水の量は、地球上のわずか0.0075%の約0.001億km3であるといわれる。

地球上の水の0.75%(0.1億km3)を地球の人口65億人が分け合って使わなくてはいけない。非常に限られた水資源を我々は生活のなかでどのような想いで使っていけばいいのだろうか?現状ではまだお金を出せば買える時代だ。そのうちお金を出しても買えない時代になるのではないか?現在地球温暖化問題で化石燃料(石油・ガソリン・石炭等)の使い方に制約をかけないと地球が危ないというが、そんな状況でも100ドル/バレルの高値で推移している。

原油は埋蔵量という限りある資源に違いないが、水資源はもっと地球の動植物にとって重要な問題であるといわれる。炭酸ガス等による地球温暖化問題で世界の気候があちこちでおかしくなってきたという。その影響ががじわじわと忍び寄ってきて、世界の各地で大干ばつ(中国・内モンゴル自治区東部やオーストラリアなど27カ国)、砂漠化、暴風雨、地下水位の低下や汚染、大規模な山火事、湖沼や畑の消失、生活衛生水の確保が出来なく毎年200万人~400万人が下痢やコレラなどに由来する病気で命を失うという。その他洪水や風水害などで命を失う者も多くいる。一方世界の人口は、2050年には100億人になるとする予測もある。

日本では年間降雨量が比較的多いため水不足に対してそれ程の危機感がないが、中国・アフリカなど地下水をくみ上げている所では深刻な水不足に陥っているという。水は単に人が飲用・炊事・洗濯・入浴等に必要なだけではなく、食物生産(野菜・穀物・動物飼育)に膨大な水が必要とされているという。

桜の満開も過ぎた



東京の桜の花は峠を過ぎて早くも散り始めた。今年の桜は開花宣言の後あっという間に満開となってしまったようだ。3月28日には飯田橋の桜、29日には隅田川の畔の墨田公園の夜桜を見ることが出来た。夕方からの隅田川には大勢の花見客と屋形船が繰り出して結構綺麗だったが風が冷たく大変な花見であったようだ。それでもあちこちで風による埃をものともせずしっかり酒の席を囲む人達が多いのには感心した。

Sunday, March 02, 2008

越生の梅林


朝のNHKラジオニュースの一部を聞いて行ってみることとした。そもそも越生という名称は聞いたことがあったがどうやっていけばいいか、位置的にどの辺にあるかも分からなかったためすぐネットで確認した。
南千住から池袋経由で東武東上線、東武越生線という順路となった。

昨日は午前中は陽の光がしっかり当たり3月下旬の天候だというが、午後からは北風が出て少し寒さが出てくるという予報だった。
越生梅林往きの臨時バスに乗ると余り混雑していない。途中梅の木が車窓から見えるが殆どまだ咲いていないか、咲いていてもちらほらでもしや少し早いのではないかと思い梅林に到着。

到着すると案の定まだ2分咲きまでいっていない。一部分の樹では2分咲き程度の樹もあったが、梅の花より出店の数が多いのではないかという感じがして少しがっかり。

しかし、昨日は雅楽の演奏が地元秩父梅園雅楽会の皆さんにより演奏と舞があり、珍しいものを聞いたり見たりすることができ少しほっとした。1200年以上も前から演奏されてきたという雅楽、日本の宮廷音楽であるが我々庶民には馴染みがうすい。笛や琵琶や太鼓等楽器の解説もありしっかり楽しめた。演奏中風が出てきて空が暗くなりつつあったが、時間が経つと又太陽が出てきて春を感じさせる日差しとなった。
外に出てみると色々なところに春を感じることが出来た日であった。

Friday, February 22, 2008

食物自給率と国のあり方




H19年末からの中国製冷凍餃子の毒物混入事件に始まり、日本の食料安全保障の問題にまで話しが進んできた感があるが、これは当然の帰結と受け止めている。

ここは食料問題に限らず国の安全保障上のその他の問題についても、もう少し政党(政治家)自身がこれらの諸問題に対する考え方や現状の問題や疑問について発信をし国民が選択をできるようにして欲しいと考えている。テロ特延長問題やガソリン暫定税率と自動車道の整備問題等に矮小化された問題としてではなく、本来の国のあり方がどうであるべきとか、どういう国を目指すべきといった観点がないがしろにされ、モグラたたき的現象にばかり汲々としているとしか思えないのが残念だ。一般会計と特別会計のあり方、厚労省の薬害・年金問題、防衛省の組織のあり方、国交省管轄の耐震偽装・建築確認申請滞り・道路整備や財源問題、官僚全体の天下り問題などあらゆる所に波及しているにもかかわらず、起きた当事者のみの問題としてしか処理しえない国政・与党自民党のあり方など日本の国会そのものの存在意義が問われている。一方、マスメディアの取り上げ方、批判の仕方も余りにも軽重をわきまえない偏った(重箱の隅つつき的)報道の仕方で国民に刷り込み的報道はうんざり感を与えている。

食糧自給率(農林水産省のホームページ)には、
(1)熱量ベースの自給率(カロリーベース総合食料自給率:食料に含まれるカロリーを用いて計算(牛乳、牛肉、豚肉、鶏肉、卵には、それぞれの飼料自給率がかけられて計算される))
(2)重量ベースの自給率(国内生産量、輸入量など、その食品の重さそのものを用いて計算。品目別は重量ベースとなる)
(3)生産額ベース自給率(カロリーの代わりに、価格を用いて計算)
があるという。図はいずれも農水省のホームページより引用した。


新聞・テレビ等のマスコミ報道では、熱量ベース自給率で表されることが多いため牛・豚等の肉類には飼料自給率が計算され、グラフのように昭和40年度の73%から最新年度(平成17年度)で40%だというが、これもやはり個々のものをしっかり見つめていく必要がある。
主要先進国と比べると、日本の自給率は最低の水準にありこれをどう捉えるのか、何を国として想定していくかなどを明確にして国家の安全保障に係る対策・危機管理対策としていくのかしっかり議論する必要がある。
因みに、フランス130%、アメリカ119%、ドイツ91%、英国74%、スイス54%、韓国47%となっており、我が国の食料自給率は主要な先進国の中で最低の水準となっている。

Thursday, February 07, 2008

冬の日光



関東一円に雪が降った時、よりにもよって日光・中禅寺湖、華厳の滝、東照宮に行ってきた。最初は車で行きたいと思っていたが、雪や道路の凍結が心配だったので電車で行くことにした。下今市まで特急・東武日光まで普通、中禅寺湖まではバスで行った。東武バスは2日間のフリー切符があり区間内で何回でも乗り降りできるのが便利だ。いろは坂はそんなに積雪はなく難なく登れた。
冬の日光は初めて行ったが、少し氷結した華厳の滝は又風情があっていいものだった。どこも一面雪であまりあちこち歩くことはできなかったが宿の食事も美味しく食べられ、イオウ温泉にも浸かり結構満足の旅だった。
写真は宿から中禅寺湖側と少し凍った華厳の滝

Friday, January 04, 2008

フードマイレージ(food mileage)

1/2の読売新聞にフードマイレージなる言葉があった。Wikipediaによると、フードマイレージ(food mileage)は、「食料の(=food)輸送距離(=mileage)」という意味。重量×距離(たとえばトン・キロメートル)であらわす。食品の生産地と消費地が近ければフードマイレージは小さくなり、遠くから食料を運んでくると大きくなる。

読売によると食材輸送に伴うCO2排出量(g)は
小麦粉100g当り 北海道産14 米国産58
イカ300g    青森産29  中国産53
アスパラガス30g 長野産1   オーストラリア産341
イチゴ100g   栃木産2   米国産1348
ブルーベリー200g  長野産6   米国産2780

しかし、これはエコロジカルライフを考える時の一側面での指標となり得るがエコライフの絶対尺度とはならないという。だがこのような事を我々日本人は今まであまり気にしたことがなかったような気がする。
当たり前のように美味しいもので、ある程度適当な価格であってもどしどし余りにも積極的に受け入れてきているが、これからはそうはいっていられない時代がきている感じがする。最近の食の安全の関心の強さに含めて更にもう一つの観点である地球温暖化という観点での関心にも目を向ける必用がある気がしてきている。

地球温暖化を考えるということは、我々の生活スタイルについて一人一人の認識・考え方を含めて全体をもう一度見直す必用があると感じる。このような全体アクションを国民全体に分かり易く解説してくれる場があっても良い感じがする。

フードマイレージ(wikipediaより)
国名      総量      国民一人当たり
日本      9002億800万  7093
韓国      3171億6900万  6637
アメリカ合衆国 2958億2100万  1051
イギリス    1879億8600万  3195
ドイツ     1717億5100万  2090
フランス    1044億700万  1738
※単位:トン×キロメートル

参考サイト
foodmileage.com
食品・食生活指針の情報センター

Wednesday, January 02, 2008

家の中の飾り花



昨年も花について書いたが、実は家の中の花のある生活は結構潤いを感じるものであり気持ちを豊か
にしてくれる心地よさがある。いつもお花を生けても何の反応もないと家内からは言われる始末であ
るがもう少し感謝の気持ちを表すことが、更に次のヒーリングに繋がるものと思うので努力をしないといけない。

特にヨーロッパを旅行して宿泊したホテルにあるさりげない花や、絵が結構部屋の質感を高めてくれ
ているのと、もてなす側のさりげないホスピタリティーさを感じさせてくれる。

年末から正月にかけて我が家に飾られているお花を写真に納めた。

Tuesday, January 01, 2008

2008年初日の出と今年の思い



2008年の初日の出をマンションから写真を撮ったが工事用クレーンが少しじゃましてしまった。
今年も個人的には健康で記憶に残る出来事が多く良い年となるようにしたいものだ。

視点を外に向けると地球温暖化問題で世界各国の取り組み姿勢に大国のエゴが見え隠れする。またテロや独裁的な国が民主化を妨げる圧力や陰謀を企てているのが報道され、何とも世界の国々の力のなさを感じてしまう。貧困とテロの悪循環をどこかで絶つ工夫が必要だが名案があるわけではない所にもどかしさが感じられる。

国内に目を転じると政治不信、役人の無責任な仕事ぶり、失墜した年金、所得格差問題など課題山積、捻れ国会で日本の政党政治がどう動くのか国民一人一人がもう少し真剣に目を向けて地域の利益や閉鎖社会の利益追求といったことだけに目をとらわれないで国全体の方向性をしっかり主張し取り組み実践してくれると思われる政党を支持して欲しいと願う。

よく言われるようにWEB1.0からWEB2.0の政治の仕組みに変えて借金地獄の国の財政を立て直す必要がある。それには従来の延長線上の与党政治と官僚政治では五十歩百歩であることは誰の目にも明らかな気がする。

なかなか明るい希望が見えるわけではないが信じるものは救われるを信じて精一杯努力をしたい。