Thursday, September 07, 2006

世界人口65億人超えとなる

読売新聞によると世界人口が65億人を超えたと報じている。今後も人口は増加の一途を辿ることが確実視され、更に爆発的な勢いで人口100億人も間違いなくすぐ届いてしまう。人口の増加でまず気にかかるのが食糧とエネルギー消費の問題。本当にこれからの地球はどうなっていくのだろうかと素人ながら心配になる。

「立花隆著 21世紀 知の挑戦」によると世界人口は、約200万年前猿人時代大体100万人程度で生息地はアフリカだけだといわれている。次の原人時代(50万年前あたり)に生息地はアジアやヨーロッパまで広がり、人口は全部合わせても170万人くらい。
人口は基本的にどれだけ食糧が得られるかに左右され、狩猟採集時代は生息地域の広さで決まるため余り増えなかった。結局農業革命(1万年前頃)以前の世界総人口はせいぜい500万人程度にとどまっていたようだ。農業革命以降急速に増加の一途を辿り7千年前には6600万人、灌漑農法などさまざまな技術により農業生産は上がっていき、世界人口は紀元1年には1億3000万人を超えていた。その後産業革命以降18世紀初め6億人を超え、19世紀はじめ9億人、20世紀はじめに約16億に達した。

そして今21世紀はじめ65億人を超えてしまった。中国約13億人、インド11億人、アメリカ3億人と続く。日本は第10位で約1億3千万人。
世界人口は、1分150人、1日20万人、1年で8000万人増加しているという。(1年で6000万人が死亡し、1億4000万人が出生)

日本の食糧輸入やエネルギー輸入と国内のこれらの生産活動等を見ると何ともおぞましい感じがする。技術立国とつい20~30年位前いわれて有頂天になっていたが、現状の化学や物理等自然科学への学生の興味や学力の低下がいわれる中、日本は大丈夫なのだろうか?

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