Thursday, September 14, 2006

世の人心の荒みはどうなっているの?

最近のニュースを見たり聞いたりしていると何とも人の心が荒んだ世の中になったものだとつくづく感じる。

海外からの荒っぽい窃盗団とばかり言ってられない。これらの影響を受けたかどうか解らないが、ショベルカーでのATM破壊、宝石・貴金属店を狙ったジャッキによる壁破壊、トラックを使った何とも手荒な電気製品洗いざらい窃盗強盗団の振る舞い、振り込め詐欺、はたまた中学生同士で親を報酬目的依頼殺人、子供への熱湯浸け虐待、すぐキレル大人と子供等々道徳教育という問題ではない何かが狂ってしまっている。

先月のニュースで高速道路の料金所踏み倒し突破がH17年度で93万件だという。5年前の3倍以上で旧日本道路公団3社で約26万件、首都高速道路で約36万件、阪神高速道路で約30万件だという。これは単に高速道路会社の収入減による損失なんていう問題ではない。こんな状況を放っておくことがむしろ犯罪を助長している気がしてならない。
常習者がいることは窺い知れるが、むしろこのような犯罪の野放しはまったくもって世の中をなお荒ませる。

最近特に飲酒運転による人身事故放置のまま証拠隠滅・発覚を恐れて逃走してしまうケースが問題視されている。これは逃げ得を許す法体系が問題だといわれるが、正にその通りである。ある団体や弁護士らは、人権人権とかプライバシー・プライバシーとか極端な配慮と称した過剰な反応、発言など何とも自己都合・自己弁護の振りかざしオンパレードという感がする。

ブロークンウィンドー理論によるニューヨークの治安維持・回復ではないが、日本の治安回復のため徹底した犯罪者の取り締まりを実施して欲しい。上述の内容は結局逃げ得が許されてしまうことが一番問題で、とどのつまり不正や犯罪は自分が一番損失(代償が高くつく)となるいう意識付けがされないとこのような犯罪はなくならないという気がする。それと相俟って人に迷惑を掛けない道徳観念醸成教育などにもっともっと世の中も真剣になって欲しい。

かつての儒教の精神や藤原正彦氏がいう武士道精神など日本の美しい心の再生に向けた努力が切望されるこの頃である。最近の脳神経科学による脳の発達のアンバランス(扁桃体と前頭葉発達不整合)も指摘されているが、情報過多や暴力シーンゲームなどマスメディアによる視聴率指向の問題の影響も大きいと素人でも思う。更に、教育の荒廃も何とも恐ろしボディーブローのように効いてくる。

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