Monday, January 15, 2007

動物の寿命は何歳まで?

人間はいったい幾つまで生きられるのかと誰しもが考える。一方、ただ呼吸をして意識もなく生きているだけ、生かされているだけではその状態をなんと呼ぶか人によって捉え方は異なる。

・最も長生きした人:120才 (泉 重千代:1865.08.20~1986.02.21鹿児島県徳之島元世界最長寿人物(男性))
・ゾウは70年
・ハツカネズミ3年
・体調1mm線虫3week

だという。
この寿命に対するいくつかの学説があるが結構面白い。

1.骨の成長に要する期間の6倍説
 犬は、骨の成長に2.5年を要する→寿命は15年
 人間の骨の成長つまり身長の伸び20歳前後→寿命120年

2.特に雌の寿命は生殖可能な時期が終了してから子供が一人前に育つまでに必要な期間を加えた年数。次の世代が育ったら自分自身は生息場所を提供するために消えていく→生物学的原則
 人間:生殖可能な時期(閉経)50才で閉経し子供の成長20年とすると70才

3.ほ乳類の一生涯の心拍数は約20億回(15億回という数字もある)といわれる。
 これ(20億回)から計算すると
 人間 (心拍数60/min):63年 
 ネズミ(心拍数600/min):6.3年 
 ゾウ (心拍数70/min):54年

上記1.のように最もらしい事が言われているが、科学的な裏付けはないそうだ。(でも結構言い当てている気がする)
2.も現状と異なる。従って、このような学説は当てにならないのか?(現状子供が何時になっても一人前に育たないため中々死ねなく高寿命化しているのか?)
3.では人間の最長寿120才は別として、平均寿命80才とすると25億回となり生物学的に揺らぎの範疇にはいるのか?いずれにしても120才は稀に見る特異的な人である。縄文時代の寿命は、31年程度だったという推測もあるそうだが、15~16才で子供をつくってある程度子育てして次の世代に譲るという循環だとするとそんなものかという気がするが、まだまだ寿命の学説は明確ではないが、DNAの解明が進み分子生物学の進歩・発展により解明される日が来るのかどうか興味深い。

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