Wednesday, January 03, 2007

新年を迎えて思う

明けましておめでとうございます。
57回目の新年を迎えている。
新年という感覚はその時々で感じるものが違うのだろうか?

記憶では、小中学生頃迄は、お正月料理とお年玉というイメージが強く、どちらかというとご馳走を食べながら両親・兄弟・友達・地域の人達とゆっくり囲炉裏、ストーブやこたつを囲みながらミカン吊り、すごろく、トランプ、凧揚げ、羽根つき等をして遊んだ記憶がある。食べ物も殆ど野菜、肉、餅等自家製のものが殆どで黒豆や昆布、鮭など原材料は購入していた。凧揚げの凧作りは勿論手作り。

このような様を今都会と田舎で比較してみると、田舎には野菜などの自前のものがある程度でその他は殆ど変わらなく出来合のものを購入するという形になってきている気がする。

巷では、食に関して栄養バランス、体にいい料理方法、食材の使い方等主に生産されたものの使い方にスポットが当てられている。食材を含めて鉱物資源・エネルギー等その殆どを輸入に頼り、食材については農薬の問題など、世界を相手に何とも危うい食料調達の感を禁じ得ない。更に原油などエネルギーについても同様政治的なバランスの中で何とか調達できている感じがしつつある。中国、ロシなど国家の体制、政治指導者の体制がまだまだ胡散臭さを感じさせるのだろうか。

更には、宗教(特にイスラム)や民族的な対立などが絡んで世界が必ずしもアメリカが思う体制を好まず、中南米など相対峙する政権の進行が進んでいるという。

欧州連合もユーロ圏の中での格差(GDPで8倍)がどのような形で結束力を保てるかなど27カ国体制で約5億人の市場の今後の行く末は必ずしも安泰とはいかない感じもする。

このように世界を見てみると日本とはなんだ、日本人とはなんだ、日本人らしく生き続けていくためには、何が必要なのか、何が足らないのか、何を改革するのか、貿易立国・科学技術立国を標榜する国としては、やはり世界に対抗できる人材資源を育てる教育の問題、その人材が能力を発揮できる社会構造、奮起の意欲をかき立てる仕組み作りなど政治に求められる役割は余りにも大きい気がする。

このような中で我が安倍晋三総理及び自民党は何とも最初の小泉政治の改革路線継承の言葉とは裏腹にかけ離れた現状と仮面かぶりのポーズでは?と映ってきている。特定団体、役職、地域などの既得権者の大きい声に答えるだけでは世界に互していけないことは明らか。

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