Wednesday, November 22, 2006

遅発性筋肉痛だった?

運動後すぐ起きる筋肉痛と24時間~72時間後に起きる筋肉痛があり、後者を遅発性筋肉痛というらしい。腕相撲で負ける時の力こぶや階段を下りる時の太もものように筋肉が縮もうとしても実際は伸ばされている「伸張性運動」で特に現れるという。

これは筋や結合組織が損傷して痛みが起こると考えられるとのこと。年齢が進むと遅発性筋肉痛になると言われているが、運動生理学の野坂助教授によると年齢による違いはなかったという。遅発性筋肉痛を早く回復させる方法はなく、マッサージや抗炎症薬など実験しても、顕著に効果があるものは見あたらないため、予防が大事だと。遅発性筋肉痛は一度経験すると同じ運動なら1ヶ月後まで起きにくくなるようだ。

更に、一般の人の感じ方で筋肉負担が異なることは、登り坂と下り坂で筋肉の働き方は、登り坂では下肢の多くの筋群がより高い位置に体を移動させるため、より大きな仕事をしながら短縮する。逆に下り坂では、筋が力を発揮しながら伸張されることによってブレーキを掛けるように作用する場合が圧倒的に増える。
筋肉の立場からいうと下り坂は必ずしも楽とはいえなく、長い下り坂を走った直後に、膝が急に定まらなくなり、走るのがきつくなる事があるという。

これはおそらく強い力学的ストレスによって筋線維の中の、力を発生するために重要な構造や筋線維の細胞膜に微小な損傷が生じ、その結果急激な筋力低下が起こり、その結果急激な筋力低下が起き、肘屈筋では、最大筋力が平均60%位にまで低下することもあるようだ。

このような事を利用したトレーニング法を行っている人達も随分居るようだ。この理屈は全然知らなかった。

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