Saturday, February 10, 2007

LOHASについて

Lifestyles Of Health And Sustainability(健康と持続可能性の(~を重視する)ライフスタイル)の略。1998年、アメリカの社会学者ポール・レイと心理学者のシェリー・アンダーソンが、15年にもわたる調査により、カルチュアル・クリエイティブズ(en:Cultural Creatives)と呼ばれる環境や健康への意識が高い人々の存在を確認したことを元に、レイらが協力して開発したマーケティングコンセプト "LOHAS" であるとWikipediaにある。

アメリカでは「LOHAS」という「言葉」自体殆ど使われていない。「LOHAS」という「言葉」は、アジア(日本、韓国、台湾)から発信されていると。

ここで「環境や健康への意識が高い人々」ということについては、もう少し説明がないと理解できない。そこでもう少しWikipediaを見てみると「LOHAS」自体が元々のコンセプトが持つ意味合い(商業的コンセプト)と、日本での使い方(商業的が元か地球環境が元か)がどうも混同されている嫌いがあると。

最初聞いた時に、例えば産業革命以降突き進んできた大量生産設備などで所謂大量生産、エネルギーの大量消費といった現代社会自体がもつ生活スタイルを今後もこのまま続けていくと、本来の地球環境(自然(動植物・気候など)と人間の共生)を確保していくことが難しくなる。これらのことから今の人間社会の生活スタイルそのものをダイナミックに変えていかないといけない。このままの状態ではもはや地球環境と人間社会の共存共栄という持続可能な形で共生していけなくなるというような事を想像し感じたがちょっと違うようだ。

もう少し「LOHAS」の持つ意味を明確化するとともに、ライセンスビジネスなどの胡散臭いやり方を引き下げるべきだと感じる。アメリカのサイトを見るとLOHAS自体をマーケットやビジネスとしていくやり方が多く目に入る。もう少し根本的なことから取り組むべき取り組み方(大きな枠組み)があるような気がする。地球環境の維持を図っていくためには何が一番問題となっているのか、どのような事なら合意を得られるのか、次に個々の活動や意識に訴えていくと、微力ではあってもそれが大きなうねりとなれば結果として大きな効果を出せる。それは正にCOP3といわれる京都議定書でもあるものと思われる。ライセンス認定されたものでビジネスをする(それ以外は認めたくない)という事自体大量販売の発想から抜けていない気がする。

No comments: