Tuesday, October 24, 2006

猫のおしっこの臭い

以前から気になっていた事の一つに猫のおしっこの臭いのきつさに閉口したことと、何故あのような臭いとなるのということであった。それは以前住んでいた我が家の庭にどこからか猫がやってきては同じ所辺りにどうもおしっこをしていくようだった。その臭いは何ともいえない強力な臭いだった。何故あのような臭いとなるのか頭の中に強力に残っていた。

そんな中、何気なし姉と電話で話をしている中で猫のしつけが出来ていない人が住んだ家の中がものすごい臭いだという話をしていた。多少の臭いのきつさはそれ程気にしない人でもあの臭いはどうも大変だと話をしていた。

すると翌日の朝日新聞に「猫のおしっこ、なぜくさい」という記事があった。においが強いのは、尿に含まれる特別なタンパク質のせいであることが分かったと。(岩手大学 平秀春教授と理化学研究所のグループが米科学誌ケミストリー&バイオロジー10月号に発表)健康な動物では、尿の中にはタンパク質はほとんどでない。ところが猫の尿には、大量のタンパク質が含まれているという。このタンパク質は腎臓で作られていることを突き止めコーキシンと名付けた(猫は好奇心が強いからとのこと)。これが、フェリニンというアミノ酸を作り出すのを助けていることを発見した。フェリニンは縄張りを示すにおい物質や異性を引きつけるフェロモンの元になるといわれる。コーキシンとフェリニンは、生後3ヶ月から尿内に現れる。雄は多く、雌や去勢した雄では少ないという。

コーキシンの合成のじゃまをする方法を見つけるとにおい対策になるという。web上で消臭剤を見てみるとアンモニアを強力に分解するものなどいろいろ出ているようだが、この論文がいま発表されるような状況では、消臭剤と称する消臭剤は、周りを攻めているまがいものが多いということなのか?

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