Friday, July 13, 2007

上海、抗州、烏鎮への旅

中国上海・抗州・烏鎮に行ってきた。
上海は、噂には聞いていたが高層ビルが林立し10年くらい前の中国のイメージを吹き飛ばしてしまう。高層ビルの中には富裕層をターゲットにした400m2位のオク(億)ション。ベイエリアの浦東新区で中国のマンハッタンといわれる所。遊覧船での夜景は香港の夜景を凌駕する。ビル群へのライトアップとイルミネーションは最近その照明デザインをベイエリア全体で変えたという。なかなか素晴らしい演出だ。

上海の高層ビルは2000棟を越えて100メートル以上の建築物が140棟以上、平均12日に1棟の割で30階程度のビルが出来ているという。一方では地盤沈下も深刻化しているようだ。
今建設中の森ビルが建てている101階建て492メートルのワールド・フィナンシャル・センターは完成時には世界一の超高層ビルとなるという。

空港と浦東を結ぶ30数kmを約8分で結ぶという。日本のリニアはまだ実験線でしかない。リニアに関しては日本が進んでいると思っている人が多いいと思うがそうではない。

高速道路は基本的に4車線、5車線の所もある。市内は左右に一車線ずつ自転車・バイク車線がある。これがまた片側通行らしいが、何でもありの中国であろう平気で逆らってバイクにリヤカーを付けて走っている光景が見られる。ETCはまだない。

現地のガイドからは、上海雑伎団は世界一の演技をするが、加えてドライバー達も雑伎団並の運転だから驚かないでという。中国は右側通行であるがどこが走行車線と追い越し車線か全く検討もつかなない走行をしている。一番左側から右側までいって追い越す車もあれば、その逆もある。また、クラクションを鳴らし続ける車もある。何だか道路が無法地帯にも感じられる一面だった。

抗州の西湖は毛沢東をはじめ周恩来等歴代の最高責任者が訪れた場所だという。しかし、遊覧船で回ってみたが何故ここがそのような観光の名所なのかよく分からなかった。家内は訪れてみたい一つに西湖をあげていたが、私は余り感動がなかった。しかし、中国にあって少し見直した点は抗州市内は当局の方針でもあろうかと思われるが、街の中や道路がきれいに清掃されていて上海から行ったら見違える感覚となる。

烏鎮は、柳と運河の街であるが、いまいち風情を感じられなかった。それというのも運河の水が濁っていて日本の梅雨同様湿度が高く、温度も高くあまり風情を感じる時期ではなさそうだったのが要因か?

今回は、朝昼夕とずっと中華料理で最後は少し飽きが来た。中国国内の所得格差は凄まじいようだ。都会と農村の生活の差は今後どうなっていくのだろう。特に、気になるのはどんよりした空気が上海だけでなく抗州、烏鎮でも同じような感じであったことだ。昔霧のロンドンといわれた感じが今中国で起きているのか?

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